次回 2025年3月21日(金)10:00-12:00『何でも聞きたいこと』(予約制です。お早めにお申し込みください。)
シュタイナーの考え方のこと、建築のこと、教育のこと、認識論、感覚論、芸術について、社会について、私のこと、何か気になることがあれば、私が答える範囲では何でもお答えして、皆さんで色々な視点から世界を考えて見たいと思います。(岩橋先生より)
2025年
3月21日(金)『何でも聞きたいこと』みなさんが疑問に感じていることをうかがいましょう 岩橋先生より:シュタイナーの考え方のこと、建築のこと、教育のこと、認識論、感覚論、芸術について、社会について、私のこと、何か気になることがあれば、私が答える範囲では何でもお答えして、皆さんで色々な視点から世界を考えて見たいと思います。
4月18日(金)『シュタイナーとわたし(=岩橋亜希菜)』 シュタイナーの考えたことの芯はアントロポゾフィーと名付けられています。100年程前に体系付けられたこの幹を中心に芸術、教育、医療、農業、社会、金融等々と現実生活の土壌に根を広げています。この地上での活動が、頭上に生い茂る枝葉を見るか、太陽の広がる光を枝葉の成長の姿を見るか、ただ暗闇の地下での活動に埋没するかで、 どんな果実となるのかが変わります。そんな視点と地上の生活を繋げることが、シュタイナーなのかもしれません。 建築にシュタイナー様式など無いのですから。そんな私のなかのシュタイナーについて語りたいと思います。
5月16日(金)『夢について』 夢を見ているとき、私達は日常よりひとつ下った意識の中にいます。私達の4つの意識のうち、夢は物質世界とまだ繋がっていながらも映像意識の中にいる状態です。ですから記憶や感情、本能や欲望も流れ込んで像を結びます。 強く心に残った印象、願望、身体的苦痛なども夢として体験することもありますが、全く分けの分からないことも浮かび上がってきます。そんな夢は何を私達に語るのか、考えて見ましょう。
6月13日(金)『星座と私達との関係』 私たちは環境と繋がって生きていますが、星座の環も環境としてあり、かつて天文学は医療や生活の指針にもなっていて、12の星座で世界の時と空間を整理し、星座のモチーフがそれぞれの特徴を現しています。人のあり方をその部位の特徴として12獣帯と結びつけ事は良く知られる所です。言葉では表す事が困難な内容を図像(イコン)として示すのは、象形文字の雄弁さへの憧れかもしれません。その雄弁な世界に手を伸ばして見ましょう。
7月11日(金)『時間と空間について』 空間のあり方、質は刻々と変わり、その姿を雰囲気の違いとして私たちは感じます。つまり空間はその質に於いて時間を呼吸して絶えず同化した姿として私たちの前に現れています。逆に世界を旅していると、ある場所には既に自分が失ってしまった時代を空間の雰囲気として漂わせていることもあります。集中して膨大な仕事を済ませる圧縮した時間が、解放された途端に伸びて、世界が遠くなる事もあります。世界と時間を捕らえて見ましょう。
8月22日(金)『言葉について』 現在わたしたちの使う「言葉」はその性格上、物質的な性質を持っています。器としての言葉はその中に入るものとは別物で、人それぞれ器の作り方が異なります。ですから他者の意図は言葉から理解しづらく、形の有るもは上手く説明できますが、目に見えないもの、感情、感覚に昇る印象には、なかなか饒舌になりません。言葉は事柄の一端しか表現できないが故に、かつて「事の端」と呼ばれたこのものを考えて見ましょう。
9月12日(金)『感じることと考えること』 世界は直線と曲線で出来ているように、考えることと感じることは、どちらも世界の半分を捉える力であり、それぞれの領域をぶつけて合わせるときにのみ世界は私たちにその素顔を見せてくれるように思います。直線的なものとしての思考は分かり易く、感じは曲線的で不確かですが、直線では捉えきれない世界が有るのも事実でしょう。 二つの世界をそれぞれの仕方で捉えて生きたものとして世界を捉える事を考えて見ましょう。
10月17日(金)『身体と思考の関係』 思考のための身体は能と考えられますが、肉体としての能だけなのでしょうか。大地の重力から離れた位置に水に浮くように設えられた閉鎖空間と言う、特異な特徴を持つ身体の一部である脳と、大地と対峙して動き、外界と対話するそのほかの身体は考えることはしないのでしょうか。細かく刻まれ、体中を駆け巡るたんぱく質であるは血球は、夜眠った脳の変わりに考えるのだと、かつて考えられていました。それは何故?一寸見て行きましょう。
11月21日(金)『社会と人のあり方』 環境、ことば、感じ方、文化によって地域に分離された文化圏がひとつのまとまった社会と考えると、そこには共通な何かがあって、人はそれをまとまりと感じ、整理をして分かり易い決まり事をつくります。慣習、おきて、などもそうでしょう。反対にそのまとまりに突き当たって違和感を感じる時、人は自分自身に気が付くのかもしれません。 「ひとそれぞれ」それが人間であり、その共存のあり方を探すのが、人間の道なのかもしれません。
12月19日(金)『子どもが一人でいる時間』 教育の両輪は教える事と育てる事ですが、この2輪にも表と裏、2つの面があり、私達はおとなの立場として外側の一面だけに目を囚われがちです。外側から押されるだけでは、内側は萎縮してつぶれてしまいます。内側の学ぼうとする興味と意欲と、育とうとする希望と勇気を自分の中に見つけ、この二つを結び付けて、それが自分の力となっていると確信する時が必要でしょう。子のうちから外へと自分を結び付ける一人でいる時間について考えて見ましょう。
2026年
1月16日(金)『単一性と多様性』 世界は揺れ動く波のリズムに乗っていて、絶えず変化する事、そのものが世界であるといっても良いでしょう。揺れ動く事柄を思考で捉えようとすると上手に包み込めません。リズムは打つこと、止まること、波は上昇と下降、この2種類の動きによって説明されますが、一方では成立しません。静止して理解し易いかたちと、かたちを繋ぐ、 別の理解を要求するもの、そんな2つの単一と動きと言う多様さの中の世界を考察しましょう。
2月20日(金)『病気のこと(シュタイナー医学)』 人は片足を上げてバランスを崩すリスクを負って歩け、先へと進めます。成長も進化も未来に向かおうとする時には、必ずバランスを崩す瞬間が、その内に同居しています。成長痛は病気とは言わないように、表に現れて感じる苦難を病気の結果として考えるのではなく、その現象に耳を傾け、環境との関係の中で、その意味を問う方法もあるようです。治療と成長、そして進化の過程も含めて考えると違った視点を得られるかもしれません。
3月27日(金) 『老いの意味(成長と老化)』 成長と老いは、私たちの視界の中に徐々に現れる人間の多重性による表現でしょう。人の表面の身体的傾向を見ると、老いは衰えと同義になり、内面の翁として知恵と精神性の卓越となります。若さはその内面を見ると幼さ、未熟さと同義になり、表面を見ると成長の可能性が輝いて見えます。この内面と外面の輝きの移行、そして未熟と衰退とは何を意味するのか、外から取り入れての成長、内から外へと向かう成長、その2つの結節点を通してこのテーマを考えて見ましょう。
すべて金曜日10:00-12:00
会費:2500円(要予約)
※お子様連れはご遠慮ください
※会費お支払い確認後、受付完了となります
※お支払い後のキャンセルはできません。ご了承くださいませ